創業文政五年(1822年) 小笠原商店
〜佐賀の飴屋さん〜


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雑誌:風の散歩道 Vol.8「筑後一會・心のふるさと発見倶楽部」掲載より抜粋
TVや雑誌でも紹介されました。
2003.10
 雑誌「風の散歩道vol.8」2003autumn
2003.12
 福岡放送 「めんたいワイド」
2004.03
 SKY PerfectTV!241ch
 「産地直送!こだわりの逸品」
2004.12
 別冊「天然生活 家族ではじめるオーガニック」
清冽な水と自家製麦芽、県産のもち米で作るとろりと甘い滋養あふれる米あめ清冽な水と自家製麦芽、県産のもち米で作るとろりと甘い滋養あふれる米あめ
清冽な水と自家製麦芽、県産のもち米で作るとろりと甘い滋養あふれる米あめ清冽な水と自家製麦芽、県産のもち米で作るとろりと甘い滋養あふれる米あめ
お買い物はこちら こちらで紹介した商品以外にも佐賀の銘菓など多数ご用意しております。贈り物にもどうぞ。
原料のもち米と大麦麦芽
原料のもち米と大麦麦芽
完全の糖化した糖液を何度も布でこしていく。
完全の糖化した糖液を何度も布でこしていく。
 
■一子相伝(いっしそうでん)で継がれた技
 あめ作りの作業場に入った途端、なんともいえない懐かしい香りに幼い日を思い出しました。のどが痛む寒い朝に出された甘いあめ湯。ふわりと立つ生姜の匂いと、のどを滑り落ちていくやさしい甘み。ビタミン類やミネラルを豊富に含み、滋養にあふれ消化にもよい米あめは、風邪のときの栄養補給や、のどの痛み止めによく用いられました。
 薬用だけではありません。おやつにもそのまま舐めたり、魚の甘露煮などの料理の調味料としても欠かせないものでした。今でも「甘露煮はあめでないと」という方も少なくないと聞きます。白砂糖とは違う柔らかな甘みは料理にふくよかな味を与え、つやよく仕上げます。
 原料は実にシンプルで、もち米と大麦麦芽のみ。もち米をふかし、麦芽を加えて糖に変え、煮つめるといった根気のいる作業です。
 創業は180年ほど前。あめ作りは一子相伝で伝え継がれ、ご主人の藤田栄一さんは7代目にあたります。藤田さんのお祖父さんが手がけたというあめが、2本のガラス瓶に残っています。「一つはよかですが、もう一つは失敗作ですもんね」と、笑う藤田さん。確かに失敗作の方は濁っていますが、もう一瓶は60年経つものとは思えないほど、澄んだ黄金色をしています。「何べん作っても、二つと同じもんはできんね。ずっと失敗の連続。自分でこれでいいと思うもんはなかなかできんもんよ」店を継ぐ予定ではなかったという藤田さんは、自分で一からあめ作りをやり直したといいます。
 
 
 
 
60年前の米あめ60年前の米あめ →
 
特選もち米あめ ↓
特選もち米あめ
鉄鍋にあめの原液をいれて蒸気で煮つめていく。白いアクが次々と生まれるが、これをこまめに除いていく。これを怠ると不透明で雑味のあるあめになる。鉄鍋にあめの原液をいれて蒸気で煮つめていく。白いアクが次々と生まれるが、これをこまめに除いていく。これを怠ると不透明で雑味のあるあめになる。
 
 
 
 
年季の入った作業場。夏場は蒸し暑く、サウナ状態になるのであめ炊きは午前中で済ませる。年季の入った作業場。夏場は蒸し暑く、サウナ状態になるのであめ炊きは午前中で済ませる。
■雑味のない琥珀色のあめ
 あめ作りの作業は2日を要します。浸水させておいたもち米をふかして、鉄釜に湯を沸かし、蒸しあがったもち米を入れます。静かにかき混ぜて粥にすると、数回にわけて麦芽を加えます。
 麦芽に含まれる酵素が、もち米のでんぷんを食べて糖に変えていくのです。この過程を糖化(とうか)といいます。糖化が進むとどろどろした粥は、だんだん水のようになります。
 もち米が完全に糖化すると、2日目は煮つめの作業です。初日の工程は企業秘密で、取材が許可されたのもここから。
 まず、糖化したもち米液、糖液を何度も濾(こ)して、あめの原液を作ります。藤田さんに見せていただくと、濁りのないさらさらの水のよう。口に含むとほんのり甘く、薄いあめ湯のようです。
 これを蒸気で煮つめて、たらりとしたあめに仕上げていくのです。あめ作りは温度管理が難しく、原液を濁らさせずに煮つめるのは根気と技術が要ります。ぐつぐつ湧き上がってくる泡・白いアクが次々と生まれ、それを藤田さんがこまめに桶ですくっていきます。ていねいにアク取りをしないと雑味(ざつみ)が出るのです。
 鉄釜に8分ほどあった原液が3分の1まで煮つまったら、そろそろ完成です。木のヘラであめをすくい上げると、たらりと垂れ下がります。3時間前までの原液とは打って変わって、ふくよかでやさしい甘みに仕上がっています。色味も透き通った琥珀色で、実につややか。
 「雑味も濁りもないから、調味料としてもどんどん使ってほしい」と、藤田さん。アメリカや中国へも技術指導に出向く藤田さんですが、やはり鹿島の水があめに一番よいといいます。
 多良岳(たらだけ)山系で生まれた清冽な水と自家製の大麦麦芽、もち米、そして、180年に及ぶ伝統とあめ作りへの真摯(しんし)なこだわりが、体にやさしい米あめを育むのです。2日間の作業で出荷できるのはわずか90瓶足らず。手作りならではの生産に、どこかほっとするものを感じます。
 
1瓶(300ml) 860円 / 5kg、10kgの営業用有り。価格応相談。
1瓶(300g) 900円 / 5kg、10kgの営業用有り。価格応相談。
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こちらで紹介した商品以外にも佐賀の銘菓など多数ご用意しております。贈り物にもどうぞ。
沸騰するあめの原液。
沸騰するあめの原液。
だいたい3分の1になるまで煮つめる。

 
糖液の色がどんどん変わっていく。
糖液の色がどんどん変わっていく。湧き上が
る泡のようすで、あめの状態がわかるという。

 
出来上がったあめを一瓶一瓶、手作業で充填していく。
出来上がったあめを一瓶一瓶、手作業で充填し
ていく。2日がかりで生産できるのは90個ほど。
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有限会社 小笠原商店
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